第5回 東日本大震災から学ぶべきもの ―13年間の歩み・疑問を抱える遺族と支援者



○開催日時と場所など

・日時 2024年2月23日(金・祝)13時―15時30分
・会場 みやぎ東日本大震災津波伝承館 思い致す場(多目的スペース) ウェブサイト アクセス (宮城県石巻市南浜町2丁目1-56)

*無料、オンライン配信あり、事前申込制(以下のURLかQRコードよりお申し込み下さい、会場定員30名、2月21日まで)

申込用URL 

*オンライン配信の参加方法は、事前申込者へ前日にご連絡します。

○チラシ(画像をクリックするとPDFファイルになります)

 

○開催趣旨

2011年3月11日東日本大震災津波は、多くの犠牲者を生み出しました。
犠牲者と一口で言っても、その命ひとつひとつに人生があり、被災の状況も異なります。
失われた命の数だけ、その命と向き合ってきた親や兄弟姉妹、子どもや恋人、友人がいます。
失わずに済んだ命、助かったはずの命がありました。大切な命と向き合い、尊い教訓を、
未来の命を守るために伝えていこうという趣旨に賛同いただいたみなさんと「3.11ネットワーク」
という実行委員会形式で、2016年から2021年にかけて4回「東日本大震災から学ぶべきもの」
フォーラムを開催してきました。
犠牲者一人ひとりが違うように、大切な命を失った被災者家族一人ひとりも異なります。
間もなく13年目を迎えようとしている今、尊い教訓を伝え続けるために、私たちは失われた
大切な命とどのように向き合ってきたのか、どのように歩んできたのか、それぞれの気持ちと
歩みを噛みしめ合う時間を持ちたいと思います。
当フォーラムを契機に、みなさまとこれからの道筋を確かめ、考えることができればと思います。

○進行予定

第1部 13年間の歩み ―報告とクロストーク(13時―)

戸羽初枝さん(陸前高田東日本大震災遺族連絡会)
東日本大震災津波で、陸前高田市職員であった長男と、市非常勤職員であった長女、団体職員であった弟を亡くす。
震災の5年前の3男の親子会で聞いた防災講演会を記憶していたことがきっかけで、なぜ子供たちは、親族は亡くならねば
ならなかったのかを調べていくうちに、行政の対応に疑問を持ったことがきっかけで、遺族としての活動を始める。
古川沼捜索の署名運動、請願、さまざまな働きかけをするが、どれも叶わず。
現在は、震災をきっかけに始めた産直運営を通して活動をしている。

木村紀夫さん(一般社団法人大熊未来塾代表理事)
福島県大熊町の海沿いにある熊川地区で生まれ育つ。東日本大震災の津波で自宅は流失し、父と妻、次女が行方不明になったが、
東京電力福島第一原発事故により捜索が打ち切られ、その後、次女の汐凪(ゆうな)の遺骨の一部が発見されるまで5年9か月を要した。
避難先の長野県から現在は福島県いわき市に拠点を移し、中間貯蔵施設立地区域内に含まれてしまった自宅跡に通い、
捜索を継続する傍ら、語り部として活動している。

田村孝行・弘美さん(一般社団法人健太いのちの教室代表理事)
2011年東日本大震災の津波により、宮城県女川町の銀行企業管理下で息子の健太(当時25歳)を亡くす。
企業の管理下で息子が亡くなったことに疑問を感じ、夫婦で活動を開始。企業として従業員に対する働きやすい
柔軟な社内の風土・安全管理の向上を高めるために、企業・組織・大学生向けに「大切な命を守る企業防災・組織防災」、
「企業・組織のあり方」、小中学生に「いのちの授業」の講演等で、命を第一に守るための啓発と命のバトンを渡す活動を展開する。
松島で「健太いのちの農園」も運営中。

コーディネーター:飯考行さん(専修大学法学部教授)
専修大学法学部教授(法社会学)。東日本大震災当時、青森県の弘前大学に勤務し、同大学の学生・教員・市民と、
岩手県野田村の復興支援活動に参加。女川で語り部をされていた田村夫妻と2015年に出会い、専修大学などで講話を
行っていただいている。災害の法社会学を研究している。災害関連の編著書に、『東日本大震災からの復興(3)
たちあがる のだ―北リアス・岩手県九戸郡野田村のQOLを重視した災害復興研究』(弘前大学出版会、2016年)、
『災害復興の法と法曹―未来への政策的課題』(成文堂、2016年)、『子どもたちの命と生きる―大川小学校津波事故を見つめて』
(信山社、2023年)がある。

第2部 支援者の声(14時30分頃―)

義岡翼さん(一般社団法人大熊未来塾)
大阪府吹田市出身。2014年、南相馬市小高区に家屋の片付けボランティアに参加したのをきっかけに、
福島県と関わりを持った。2022年、楢葉町に移り住み、震災と東京電力福島第一原発事故から13年が過ぎる被災地で、
課題に向き合い、未来に向けた取り組みを進めている。

猪股修平さん(ダイヤモンド社)
1997年9月20日生まれ。仙台市出身。防災士。中国新聞(広島県)を経て、2023年9月より経済誌ダイヤモンドの編集者。
中学1年生の時、仙台市内で東日本大震災に遭う。大学在学中に新聞記者を目指す中、田村夫妻と出会う。
以後、記者を目指す仲間を中心に延べ数十人を宮城県の沿岸部に案内。

新田健さん(読売新聞社福島支局記者)
埼玉県上尾市生まれ。防災士。2023年早稲田大学文学部卒、全国紙に入社。福島支局記者。2017年に女川を訪れ、
田村夫妻と出会う。震災を追う記者になることを志す。

第3部 質疑応答と意見交換(15時頃―)

○主催

一般社団法人健太いのちの教室、陸前高田東日本大震災遺族連絡会、一般社団法人大熊未来塾
(実行委員会:3.11ネットワーク)

〇協力

公益社団法人3.11メモリアルネットワーク、専修大学法社会学研究室

○問い合わせ

田村孝行  tamuken@ark.ocn.ne.jp

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